クレジットカードのキャッシング枠が一杯で使えなくなった人を対象にショッピング枠を現金化するという商売があります。この商売の違法性について少し検討してみたいと思います。
基本的な流れは次のとおりです。
1.業者から
クレジットカードで商品を購入。
2.商品を業者へ返送する。
3.キャッシュバックを受ける。
うたい文句では買取率は90%以上ですので、実際にその率で買い取られるのであれば損はなさそうに思えます。しかし早ければ1ヵ月後に
クレジットカード会社への返済が始まるので、見た目は10%でも年率に直すととんでもない数字になります。
具体的に計算すると、100万の商品を購入して90万のキャッシュバックだと90万円を借りて1ヵ月後に100万円を返すのと一緒です。
10万÷90万=11.1%
月11%だと単純計算で年132%となります。実際は分割で購入するでしょうからさらにその金利が上乗せになります。
90%の買取率でも割に合いませんが、実際には業者に商品を返送したら、キャッシュバックが行われないことや、商品がこわれていたなどの難癖をつけて20〜30%程度のキャッシュバックにされるのが大半です。
業者の主張はキャッシュバックは景品表示法の対象外なので、法律違反ではないといいますが、問題は景品表示法ではなく
クレジットカード会社に対する会員規約違反です。
「ショッピング枠の現金化」とはっきりうたっていますので、
クレジットカードで購入した商品は
クレジットカード会社に所有権があるという点を考えると、所有権の侵害を薦めていることになります。これは明らかに不法行為であると思われます。
逆に
クレジットカード会員は規約違反で会員資格の取消の他に、悪質な場合には詐欺罪も考えられ、得になることは全くありませんこういった業者は違法を承知で行っていますので、取引停止になろうが社名や代表者名を変えて、加盟しなおすだけですのでダメージはありません。
損をするのは利用した
クレジットカード会員だけとなります。一番の防衛方法は利用しないということにつきます。
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