ショッピングクレジットでの展示会商法問題となったことがありますが、じつは私も展示会に参加したことがあります。というよりは信販系のクレジット会社で営業を担当すると、たいがい一度は行くことになります。
呉服販売店の商法としては古典的なもので、数十年前から旅行先の展示会場で商品を売るという方法はありました。商品の性質上、京都のお祭りに合わせて京都旅行というパターンが多いようです。この旅行にはだいたいクレジット会社の営業担当もひとりついていきます。その場で本人確認したほうが承認が下りるのが早いからです。
基本的にはお得意客とその紹介のお客さんを連れて行きますが、旅行に行くお客さんは呉服を購入することを前提に参加します。ですから、テレビなどで問題になりましたが、無理やり買わされたとか買わざるを得ない状況になったというのは、少し理解できない部分があります。無料で旅行ができると考えること自体がおかしいと思うからです。
テレビで問題になった呉服店は本当に強引な商売をしていたかもしれませんが、一般的には旅行先の展示会というのは呉服業界ではごく普通のことで、お客さんも娘の晴れ着など必要なものであれば、この機会に買って旅行代分を得しようくらいの考えで参加しているのです。
ただ、この業界は着物の価格の基準がないため、素人では本当に販売価格の価値があるかどうか判断できないところがあります。着物を普段着ているような特殊な職業の方は別にして、一般家庭で和服が必要なケースはごくまれだと思います。必要のない方は呉服の展示会場などには近寄らないほうが無難でしょう。そういう方にはレンタルという方法がありますから。
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